Melbourne Bounce(メルボルンバウンス)とは
オーストラリアのメルボルンで生まれた、跳ねる低音を中心とする電子舞曲である。テンポは一分間に128拍前後が標準で、場合によっては150拍まで上がる。この速度で四つ打ちのバスドラムを置き、その各拍の裏に短く切った低音を配置する。この
オーストラリアのメルボルンで生まれた、跳ねる低音を中心とする電子舞曲である。テンポは一分間に128拍前後が標準で、場合によっては150拍まで上がる。この速度で四つ打ちのバスドラムを置き、その各拍の裏に短く切った低音を配置する。この低音の音色がなによりも大切で、フィルターを強くかけて中くらいの高さの音を削り、上下に大きく揺れるように設定される。結果として、拍と拍の間で音が跳ね上がっては落ちるという動きが生まれ、踊り手の体を上下させる。この低音の型は、イングランド北西部のスカウス・ハウスの影響を受けた低音に、ダッチ・ハウスのホーンの要素を重ねたものとされる。上に重ねる音は少なく、荒々しいホーン、甲高いソー系のリード、加工された声の断片が置かれる。ドロップの前には8小節のスネアロールが入る。曲の組み立てははっきりしていて、溜めの区間で音を削ぎ落とし、そこから一気に低音が戻るという落差が最大の聞かせどころになる。この落差の作り込みに技術のほとんどが注がれており、音数の少なさは欠点ではなく、跳ねる低音を最も目立たせるための選択である。演奏の場は屋内のクラブから大規模な野外の催しまで広く、とても分かりやすい作りだったために国境を越えて受容された。
成り立ち
2012年ごろ、メルボルンのクラブ文化の中で、ダッチ・ハウスのホーンの要素と、スカウス・ハウスの影響を受けた低音を結びつける動きが生まれた。中心となったのは、メルボルン出身のウィル・スパークスとジョエル・フレッチャーで、ウィル・スパークスが創始者と見なされることも多い。シドニー生まれのティミー・トランペットや、米国ロサンゼルスのDeorroも、初期に似た音を作っていた。ウィル・スパークスの『Ah Yeah』は2012年11月に発売された。2013年半ばには、この音楽は米国と欧州でも広まり始めた。主要作品は既存のレーベルから出ていて(『Ah Yeah』はHussleから、ティミー・トランペットはOneLove、Central Station、Hussle Recordingsと契約)、ウィル・スパークス自身のレーベルBourne Recordingsも、Lucky EntおよびMinistry of Sound Australiaとの共同事業だった。2014年前後には国内外で流行し、同年8月から11月には、ウィル・スパークス、ティミー・トランペット、ジョエル・フレッチャーが北米をBounce Bus Tourで回った。この語が指す音楽の期間は2012〜2016年とされる。本国では、ウィル・スパークスやティミー・トランペットらがその後も活動を続けている。
代表曲
- Won't Stop Rocking (R3hab)
- Narco (Timmy Trumpet & Blasterjaxx)
- Bazaar (KSHMR)
- Ah Yeah So What (Will Sparks, Wiley, Elen Levon)
- Neverland (KSHMR & 7 Skies)
- Brass (Dirty Rush & Gregor Es)
- Afterdark (Joel Fletcher)
- Bring It Back (Will Sparks, Joel Fletcher)
- Existence (Deorro)
- Hold Up (Makj)
- Rock Tha Funky Beatz (Mikro)
ルーツ(影響を受けたジャンル)
Electro House
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